質量と重さ、日常では同じに使う
厳密に言えば、キログラムは質量の単位で、重さはその質量に重力が働く力です。そのため月に行けば、質量はそのままでも、はかりに出る重さは小さくなります。とはいえ地球で暮らす限り二つを区別する場面はほとんどなく、はかりも地球の重力を基準に質量を示すよう調整されています。この記事でも日常の言い方どおり「重さ」と呼びます。ちなみに科学での力の単位はニュートンで、1キログラム重は標準重力を基準にちょうど9.80665ニュートンと定められています。
韓国では肉の1斤と野菜の1斤は重さが違い、金の1匁(韓国語で「トン」)は3.75gです。伝統単位とポンド・オンスの正確な値、貴金属のオンスの落とし穴までまとめました。
厳密に言えば、キログラムは質量の単位で、重さはその質量に重力が働く力です。そのため月に行けば、質量はそのままでも、はかりに出る重さは小さくなります。とはいえ地球で暮らす限り二つを区別する場面はほとんどなく、はかりも地球の重力を基準に質量を示すよう調整されています。この記事でも日常の言い方どおり「重さ」と呼びます。ちなみに科学での力の単位はニュートンで、1キログラム重は標準重力を基準にちょうど9.80665ニュートンと定められています。
韓国の伝統的な重さの単位「トン」は、日本の匁と同じ3.75gです。10匁で1両(37.5g)、1,000匁で1貫(3.75kg)になります。韓国では今も金の指輪や金の値段を「1トン」という言い方でよく話します。ただし韓国は2007年から法定計量単位の使用を義務づけており、公式の取引と表示はグラムが原則で、トンは慣習として併用されています。金を売り買いするときは、匁で話していても実際の重さが何グラムか、純度がいくらかをあわせて確かめるのが安全です。同じ1匁でも純度によって含まれる金の量が違うからです。
韓国の斤は、品物によって重さが違って使われるので紛らわしい単位です。肉は1斤を600gとして計算するのが一般的で、野菜や果物は慣習的に1斤を375gとしてきました。375gは1貫の10分の1です。同じ「1斤」でも、精肉店と八百屋で225gの差があるわけです。日本の食パンの1斤がまた別の目安であるように、斤は場面ごとに中身が変わります。最近はほとんどグラム表示で売られていますが、市場や会話で斤が出てきたら品物に合わせて基準を考え直し、正確な重さが大事な取引ならグラムで確かめます。
アメリカやイギリスの資料では、ポンドとオンスによく出会います。1959年の国際協定以降、ポンドはキログラムを基準に正確に定義されているので、換算値におおよその数字はいりません。
オンスという名前の単位はいくつもあるので、特に注意が必要です。食品や日用品の重さに使うオンスは、上の約28.35gのものです。ところが金や銀などの貴金属にはトロイオンスを使い、1トロイオンスはちょうど31.1034768gで、普通のオンスより約10%重くなります。国際的な金相場が「1オンスあたり」で示されていれば、たいていトロイオンスで、匁に直すと約8.29匁です。また飲み物の容器に書かれた液量オンスは、重さではなく体積の単位です。オンスが出てきたら、重さか体積か、貴金属の基準かをまず確かめます。
大きな重さを表すトンも、地域によって違います。日本や韓国をはじめメートル法の国のトンは1,000kgです。アメリカでよく使うショートトンは2,000ポンドで約907kg、イギリスのロングトンは2,240ポンドで約1,016kgです。同じ「1トン」で100kg以上の差があるわけです。アメリカの資料で貨物の重さや積載量を見るときはどのトンかを確かめ、数字を書き写すときはキログラムに直しておけば混乱しません。船の大きさを表すトン数は、重さではなく容積を意味することもあり、また別の概念です。
暮らしの中でよく出てくる数字を前もって計算しておくと便利です。小数点以下は四捨五入しました。
重さの換算の間違いは、たいてい名前が同じで値が違う単位を混ぜることから起こります。はかりを使うときは容器の重さを引くゼロ合わせを忘れず、貴金属や薬のように小さな差が大事な場合は、精度が表示されたはかりを使います。
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